冬の楽しみ
冬の高尾山のフィールドトリップでは
冬の季節にしかない楽しみがあります。
例えば落ち葉の絨毯。
たくさんの種類の樹木の落ち葉が
敷き詰められているのは
1500種類も植物のある高尾山ならではで、
よく見ればきれいだったり面白かったり。
ムササビが食べたアカガシの葉やスギの実、
リスやアカネズミが食べたクルミの殻
(リスはぱかっと割って食べ、
アカネズミは穴をあけて食べる)
などが地面に落ちていたりします。
まるで宝さがしみたいで楽しい。
落葉樹は葉を落としていますが
冬芽を見ると、樹木たちはもうちゃんと
春の準備をしていることが見てとれたり
木々の葉がないため
野鳥の観察にはベストシーズンだったり。
そしてこれは参加されてのお楽しみですが
冬ならではのあるものの峻烈な香りがあって、
色見の少ないこの季節にその香りをかぐと
一気に景色が色彩でぱっと染まるような
体験が味わえます。
そして3月頃から山の花が咲き始めますが、
冬の山を体験しておくと
春のうれしさもひとしおです。