ニラの花
いま畑にはあちこちに
ニラの花が咲いています。
赤く派手に咲き誇っている
ヒガンバナの方が目立つけれど、
この小さな白い花も好い。
なぜ畑のあちこちにあるかというと
ナス科の野菜(ナスやトマトなど)
の苗を植える時にニラを一緒に
植えると病気を予防してくれるので。
こういう相性の良い野菜同士を
コンパニオンプランツといいます。
トマトとバジルとか、きゅうりとねぎとか
アブラナ科とキク科の野菜とか。
だから5月の植え付けの時に
畑のあちこちに一本また一本と
夏野菜の株元に植えられていって
それがいま花開いているというわけ。
小さな花だけど、鼻を近づけると
意外と甘く強い香りがする。
ニラ臭くない。
花もぴんと可憐できれいだけど
三角錐みたいな形をした蕾も
真っ白でかわいらしい。
ふと人も、
いま咲いている部分だけじゃなく
こんなふうに蕾を次から次へと持ったら
楽しいんじゃないかと思ったり。
わくわくする福袋みたいな蕾を。